「ハンガリー共和国」シルクロードを放浪した2006年の旅行記

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ハンガリー(2006/07/17)

街にカモメが飛び、真っ青な空や海、透明度が10mもある綺麗な海には熱帯魚が沢山泳いでいる。たしかに、夢のようなバカンスに最適な場所であるに違いない。そう、ロビニはリゾート地だった。物価がおそろしく高い。食費をどう切り詰めても、一日3,000~4,000円はいってしまう。これ以上、身分不相応なところにいると、旅の計画がムチャクチャになってしまうので、今日はロビニを出る。プライベートルームとしてお世話になったお婆ちゃん。クロアチア語しか話せなくて、最後まで何を言っているのか解らなかった。

バスに乗って5時間、またクロアチアの首都ザグレブに戻る。ザグレブのバスターミナルに着いたのは14:30だった。ザグレブは滞在して何かを見ようという魅力がある街ではない。なので出来るなら、そのままハンガリーのブダペストまで移動したい。バスターミナルでタイムスケジュールを見ると、残念ながらブタペスト行きのバスは出ていなかった。とすると、鉄道で行くしかない。今度は駅に行き、ここで調べてみると、ブタペスト行きが一日一便15:52発がある。現在の時刻は15:30、ぎりぎりだ。急いで切符を買おうと国際切符売り場の窓口に行くが、窓口が一ヶ所しかなく、思いっきり混んでいる。でも、並んで買うしかない。本当にギリギリの列車出発同時刻に切符を購入することができ、急いで列車に駆け込み乗車するやいなや発車した。間一髪でセーフだ。
考えると、ザグレブにはクロアチアに入国した時と今日で二度目だが、どちらも乗り換えただけですぐに移動したので、合計しても滞在時間が2時間に満たない。

クロアチアとハンガリーの国境で思ったが、人種による性格がよく出ていて面白い。クロアチアの審査官の押す出入国スタンプはかなり適当だ。入国の時はさかさまに押され、出国の時は空中でスタンプを押すので上手く押せるわけもなく、半分しか写ってない。やり直しに二度目を押されたが、それも失敗。もういいやと諦めてそのままいってしまった。逆にハンガリーの人は列車の窓枠を使いキレイに押してくれた。

ブダペストの王宮ドナウ川にかかるくさり橋夜10時前にブダペストに到着した。列車を降りると、プライベートルームの客引きのおっちゃんがいた。行く当てもないので、その話に乗る。ブダペストの街自体は全くのノーマークで、一日滞在したら、すぐにでもルーマニアに行ってしまおうかと思っていたが、バスで移動中にブダペストの街を見ていると、夜景がものすごく綺麗だ。ドナウ川にかかる"くさり橋"やその向こう側にある大きな威厳のある王宮。正直、気にも留めていなかった街だったので驚いた。また、プライベートルームが王宮の側という絶好の場所にあり、キッチンも使うことができて30EUROとお徳だったので、2泊することに決めた。