ベトナムへ (2006/02/28)
さようならカンボジア、そしてこんにちはベトナム。今日は、予定外に長く居すぎたカンボジアを離れる。
ベトナムのホーチミン行き直行バスに乗車。メコン川を渡し船でバスごと渡ったり、未舗装の道を4時間ほど走ると、ベトナムとの国境モックバイに到着した。この直行バスは至れり尽くせりだった。バスの係員が出入国手続きを全部やってくれる。なんと乗客全員の出入国カードまで事前に書いてくれていた。サインまでも全部・・・。なので、僕らは渡されたカードとパスポートを持ってゲートをくぐるだけで国境越えが済んでしまった。
また同じバスにそのまま乗ってホーチミンへ。国境から3時間ほどでホーチミンのファングーラオ通りに到着した。運の良いことに、今夜泊まろうと思っていた"ゴックミンホテル(Ngoc Minh Hotel)"のちょうど真ん前だ。ホテルはAC・TV・冷蔵庫・ホットシャワー・朝食付きと一通りそろっており、新築らしく小奇麗。ツインルームで一泊$12。なんかドンドン宿泊施設が贅沢になってきてる。宿泊・交通・食費など全て計算すると今月は8万円以上も出費している。月に5万円ですべて補う予定だったのに少し考えなおさないといけないかも...。でも贅沢できるのも物価の安い国でしかできないしなぁ。まあいいや。
直行バスは昼食休憩など考えてもくれずに、本当に直行してくれたので、もう日が傾いてるというのに朝から食事をとっていない。ということで、さっそくベトナム料理を食べにいく。ベトナム料理と言えば、フォー(米麺)と春巻き。旨い。まるでラーメンと餃子を食べてるような感覚。フォーはうどんに近く、うどんと春雨を足して2で割ったような食感。春巻きは揚げ春巻き(チャー・ゾー Cha Gio)を頼んだ。こちらは中にひき肉やキクラゲ、春雨などが入っており味は日本の揚げ餃子に近い。タイやカンボジア料理によくあった香草類があまり使われておらず、日本人好みの味付けだ。
ハノイへ(2006/03/03)
ベトナム南部のホーチミンから北部のハノイへ寝台列車で一気に移動する。ベトナムは南北に細長い。南北の気候の違いもかなりあって、ホーチミンは今最高気温34℃。それが15℃も低くなる。
ホーチミン(サイゴン駅)からハノイへは距離にして全長1,726kmに渡って延びる"統一鉄道"でゆく。所要時間はなんと33時間。なので、やっぱりお値段も高い。座席・3段ベット・2段ベットと三つに料金区分があり、もちろん座席が一番安く2段ベットの半額くらいになる。
所持金の少ないリーなら座席を選ばざるをえないんだろうなと思っていると、なんとリーの方から「ベットで行こうよ。とても耐えられない」と言ってきた。しかも、3段ベットは同じ電車の空間の中での3段になるので、まさにお腹と背中がくっつきそうな狭いベットになってしまう。そういう事から「2段ベットにしよう」とまで言う。頭は大丈夫なのか?リー。そんな使い方してたら中国で資金が尽きてしまうよ。「いいの?」と聞いても、それでいいと言うので、結局2段ベットで行くことになった。なんと948,000ドン(約7,032円)だ。
列車の発車時刻は19:00なので、まだまだ時間はある。折角なので、サイゴン駅近くにあるお店でフエ料理(いわばベトナムの宮廷料理)を食べることにした。宮廷料理といえば高いと思うだろうが、ここは安かった。1品25,000ドン(約186円)前後。どれも華やかに盛り付けてあり、食べ方も工夫されておもしろい。発車時刻までこのお店で時間を潰すことにした。
発車30分前になり、列車に乗り込む。思った以上に汚い。4人部屋のコンパートメントになっているが、2段ベットでもかなり狭いと感じるほどだから、6人部屋の3段ベットだったらもう身動き取れなかったかもしれない。
酔っ払いヴィンさん(2006/03/04)
列車内での朝、僕を揺り起こす人がいた。時計を見ると6:30だ。よく見ると、相部屋になった人が昨日と変わっていた。目の前には酔っ払いのオジサンが座っていた。僕を起こした人はこの人だ。
「Whare are you from?」と聞かれたので、「Japan」と言うと、ニッコリと笑って「Sake! Sake!」とコップに入った液体をすすめてきた。不信に液体を見ていると「No Problem!」「Sake Good!」と言って、自分で飲んで見せた。思い切って飲んでみると・・・ガハッ!かなり度数の高い日本酒だ。目の前にはツマミとして、鶏肉やよくわからない卵みたいなのがある。結局リーとオジサンと僕で朝っぱらから半強制的に日本酒の回し飲みとなった。オジサンはペットボトルに日本酒を入れて持ってきていたので、相当な量だ。
どうやらこのオジサン、親日派みたいで、しきりに靖国参拝の手振りをしながら「Koizumi Good」「China No Good」と言ってる。僕らが「ベトナムの後は中国に行くんだよ」と言うと「No China」と言う。なにか過去に中国人とやりあったんだろうか。
日本酒をすべて飲み終えると、今度はコーヒーを飲みに行こうと言うので、食堂車に移動する。注文の方は、やっぱり地元だからとオジサンにまかせると、なんとビールが6缶とツマミにホルモンみたいなのが出てきた!また酒盛りですか。そうですか。まだ昼前なんですけど...。 吐きそうになりながらも、なんとかビールを飲み。会計でお金を出そうとしたら、オジサン「No No No」と言い、全部払ってくれた。
この後も色々と話をして、オジサンは船の機関士らしい。アメリカ・ブラジル・パナマ・キューバなどなど、もちろん日本も様々な国に行ったみたいだ。かなり発音が悪いけど、各国の言葉を少しずつ知っていた。日本語を教えてくれというので、10個ほど簡単な挨拶などを教えてあげたら、熱心にメモしていた。
オジサンは明後日にハノイの近郊にあるハイフォンから船で出航、今度は韓国のプサンやロシアのウラジオストックに行くらしい。何故かよっぽど僕の事が気に入ったらしく、携帯を取り出して、自宅に電話して奥さんと話してる。そして電話を切ってから出た話が、「明日一泊しか出来ないけど、私の家に泊まりに来ないか?」とのお誘いだった。しかし僕らは、中国ビザをすぐに取得する必要があるのと、オジサンの家のあるハイフォンまで行くとちょっと回り道になるから、と断ると寂しそうに「Oh! OK, No Problem・・・」ごめんオジサン。
コンパートメントで一緒になった人は皆良い人ばかりでした。列車から出される機内食のような不味い飯を食べてると、家から持参した春巻きを「eat eat」と言いながら、白ご飯の上にのせてくれたり、何故か僕らがお腹空かせてると思ったのだろうか、わざわざカップラーメンを作って持ってきてくれたお姉さん。ありがとう。
ハノイ到着 (2006/03/05)
ハノイに到着したのは早朝5:00まえ。おまけに雨が降ってる。季節が真夏から一気に晩秋にワープしたみたいに寒い。温度計を見ると20度だ。そりゃ寒いよ。34度のホーチミンから乗車してた僕らは半袖半ズボン。雨のなかこんな格好で歩き回るのは悲惨極まりないので、雨があがるの駅内で待つことにした。
待ってる間、何度もホテルやタクシーの客引きがお決まりのごとく来たが、何度も「NO!」と言って追い返す。いくら追い返しても、10分程経つとまた来る。しかも同じ人が来る。7,8回ほど客引きを追い返した頃に空が薄っすらと白み始めた。ちょうど雨もあがっていたので、宿へと歩く。15分ほど歩くと、目的の宿"Youth"へ到着した。部屋を見せてもらうとTV・冷蔵庫・ホットシャワー・エアコン付きで小奇麗だ。値段を確認すると$15というので、6泊するから安くしてと粘って交渉すると、$14、$13と少しずつ下げて最終的に$12で話がついた。
中国ビザ(2006/03/07)
今日は中国ビザを取得しに行く。実のところ今日は二回目になる。昨日ビザ申請しに行ったのだが、長い申請待ちの列を並んでやっと順番が回ってきたと思ったら、僕らの持ってきていた3×4cmの証明写真では駄目で、4×6cmサイズの写真を持ってきなさいと一蹴された。その後、なかなか見つからない写真屋を探してようやく撮ってもらった時には、大使館はすでに閉まってる時間になっていた。なので、今日は再挑戦となる。
再度の失敗は無いようにと、持って行くものを再確認して宿を出る。再び大使館の長い列に並ぶ。中国では見たい箇所が沢山あるので、なんとか3ヶ月滞在可能の長期ビザを取得したい。取得できなければ中国旅行の予定を大幅に変更しなければならない事になる。それだけはなんとしても避けたい。
順番が回ってきた。昨日撮ってきた4×6cmの写真と滞在期間3MONTHと書いた申請用紙を提出する。審査官は昨日と同じ眼鏡をかけた鉄仮面のように無表情な兄ちゃんだ。(このまま受理してくれー。どきどきどき・・・)
鉄仮面「45day, No! 3month difficult」(3MONTHと書いた欄を二重線で消しながら)、45日だと予定の半分しかない。とてもじゃないけど、納得出来ない僕らは必死に3ヶ月欲しいと抗議するも、全く取り合ってくれない。また、一番後ろの列に並びなおし。
こうなったらと、僕らがどれだけ中国各地を観てまわり、絶対に3ヶ月必要ということを判らせてやろうと、地図上に、行く箇所をすべてマーカーで色を付けて、その地図の横に持参してきた中国語会話集から一生懸命探した単語。「足りない、これだけ観光する、3ヶ月、必要」などを書き連ねて、地図と一緒に再提出した。
地図と中国語単語を見せながら言葉で英語でも懇願した。気持ちが通じたのか、椅子から立ち上がって地図をみながら、あれだけ誰に対しても無表情だった人が苦笑いをして「OK! 90day」と言ってくれた。一生懸命言えば判ってくれるもんだ。結局1ヶ月申請と同額の$30で3ヶ月ビザが取れてしまった。
気を良くした僕らは、このままハノイ発→中国、桂林着の国際列車を予約しに、ハノイ駅へ向かう。ハノイ駅で国際列車の発車日時を聞いてみると、毎週火曜と金曜の18:30発らしい。「金曜日で予約してください」と言うと、なんと「パスポートを見せて」と言ってきた。そりゃそうだ、国際列車だもの、見る必要があるだろう。しかし僕らは、たったいま中国大使館でビザ申請してきたばかりで、パスポートを返却してもらうのは金曜日の午前中になる。今持ってるわけ無い。仕方ないので「当日購入でもOK?」と聞くと、国際列車は全予約制で最低前日までに予約しないと駄目らしい。いきなり予定がくるった。
しかし、放浪旅の良いところは、あまり時間を気にせず予定を変更できるところだ。火曜日まで、ハノイに滞在を延ばすという手もあるが、ハノイ自体に延泊したいと思えるほど魅力がない。なので、中国への入国場所として"桂林"は諦めて、雲南省・昆明に針路変更することにした。桂林のかわりとして、ベトナムの世界遺産、海の桂林と呼ばれるハロン湾にビザ発給される金曜まで時間があるので行ってみようと思う。
ハロン湾ツアー (2006/03/08-09)
[ハロン湾一日目]
朝6時に起床した。ハロン湾一泊二日ツアーに行くからだ。ハロン湾は1994年、ユネスコ世界自然遺産に登録されたベトナムきっての景勝地。中国の桂林から石灰岩質が連なってハロン湾まで延びている。海からニョキニョキと奇岩が突き出した様から"海の桂林"と呼ばれているところ。
当初、僕らは中国に行ったら桂林は絶対に行こうと決めていたが、他に中国で行きたい所を羅列して地図に記しを付けていくと、桂林が他と離れた場所にあり、どうしても大幅な回り道になってしまう。そこで代替案として出てきたのが、このハロン湾。海の桂林と言われているとなれば、ちょうどよい。あとは料金も問題なかった。桂林の筏下りはガイドブックによると460元(約6900円)もするらしいが、ハロン湾一泊二日ツアーならすべて込みで$30で済んでしまった。
ハロン湾までボロいミニバスで3時間。ハロン湾の天候は霧雨で最悪だった。ハロン湾の奇岩を見るのはもちろん船でクルーズになる。その船は面白い形をした木造船だ。さらに面白いことにその沢山の観光木造船が無秩序に港に突っ込んで接岸しようとしてくるので、船同士でぶつかりまくり。その度にガツンガツンと船が大きく揺れる。
乗船し、さあクルーズというときに添乗員から衝撃の言葉。「今日は天候が悪く危ないので、kayaking(カヌー)は出来ません。」ぐはっ!ハロン湾の桂林のような奇岩の間をカヌーで漕ぎまわりたかったのにっ!実に残念。同行していた、イギリス人や中国人の旅行者と共に抗議にするが、危ないと一蹴されてどうにもならなかった。ということで、代替行動もなくただ奇岩の間を木造船でクルーズするだけの一日となってしまった。とはいっても、天候が悪すぎる!ほとんど霧で岩影しか見えない状態。視界は20mといったところだろうか。天気に怒ってもしかたないので、この日はおとなしく船中泊となる。
[ハロン湾二日目]
朝起きて外を見ると、昨日よりも霧は晴れて天気は回復ぎみ。昨日見られなかった分、海の桂林を楽しむ。色々な形をした奇岩をみてるだけで面白い。亀の形をした岩や象の鼻のような岩、下の方が波に侵食されつづけて、折れそうなくらい細くなって、まるで棒アイスのような形をした岩など見ていて飽きない。
昼前になった頃、添乗員から「この天候なら、kayaking OKです」と許可がでた。でも「時間があまり無いから30分だけね」と言われたので、速攻で救命胴衣を着て、リーと二人乗りのカヌーに乗り込む。僕らはカヌー自体初めての体験。他の人のを見よう見まねで、オールを漕ぐ。慣れてくると面白い。二人のオールを漕ぐ息が合ってないと上手く前に進まないみたいで、なかなか奥が深い。奇岩を見るのはそっちのけで、ツアー参加者同士で競争したりして楽しんだ。あまりに船から離れすぎて、船自体が迎えに来る始末。少ない時間ながら大変満足な体験だった。
その後、陸に上がってから昼食。いつも思うんだけど、外国人向けツアーで出てくる食事で、現地特有の食事というのをあまり見ない。洋食がほとんどだ。旅行に行っても洋食ばかり食べてる人の多い欧米人向けに組まれてるからだろうか。そこらへんはつまらない。
ツアーが終了して、無事にハノイに戻った頃には、もう夕方。ちょうどお腹も空いてきたので、夕食をとる事にした。夕食に選んだのは、ガイドブックに書いてあった。ワンタンメンが美味しいという店。店の前まで行くと、おばちゃんがラーメンを作ってる。でも店のテーブルは一つしかない。そのテーブルにはすでに先客が・・・。どこで食えばいいのかと思ってると、椅子を僕らの前に持ってきて、その椅子の上にワンタンメンを置いた。狭い敷地ならではの方法だ。人気店らしく、どんどん客が入ってきて椅子も足りなくなりそうだった。問題のワンタンメンはお値段11,000ドン(約82円)。食べてみると驚愕!うまい!うますぎる。濃厚なスープからは海鮮の蟹の味がする。中華麺は程よい固さ、喉ごし抜群で癖がなく、スープとよく絡み合ってる。ワンタンも水餃子のようで旨い。正直言って、日本で食べた美味しいと言われるラーメン屋になんらひけをとらない・・・いやむしろこっちのほうが、日本で最近流行のコテコテ豚骨スープなんかより、自然な感じがする。
社会主義統治による、旅行者にやさしくないハノイに嫌気が差してたが、飯の美味さでベトナムを見直したひと時だった。
パチ物(2006/03/10)
朝、預けていたパスポートとビザの受け取りに中国大使館へ行く。正直本当に3ヵ月取れているのか不安だったけど、受け取ったパスポートには、たしかに3ヶ月のビザが貼り付けられていた。
中国には雲南省・昆明方面の"河口"という町から入る。なので、ベトナム側の国境になる町"ラオカイ"まで明日は移動しなければならない。なので、ハノイ駅に行き明日のラオカイ行きのチケットを予約することにした。発車時刻を聞いてみるとなんと早朝6:15発だ。しかも座席の硬いハードシートしかない。しかし、窓口のおばちゃんに愚痴を言っても仕方ないので、これで予約してもらう。ラオカイまで9時間、61,000ドン(約450円)になる。
明日でベトナムともおさらば、というのにベトナムドンが二人合わせて1,700,000ドン(12,600円くらい)も残ってることに気が付いた。ドンは中国で両替出来ないみたいなので、ベトナム国内で再両替をしておく必要がある。しかし、再両替するとまた両替手数料が取られてしまい損だ。なので使えるなら使ってしまった方がいいと思い、昼食は豪華にビュッフェ形式の"タラ"という店で食べる。BBQやスパゲッティ、ベトナム料理、ケーキなどが食べ放題だ。詰め込めるだけ腹につめこむ。二人で220,000ドン(約1,600円)だった。
これ以上はもう使えないなと思ったので、残りは銀行で再両替をしようとしたところ、何を思ったのかリーが、所持金貧乏なくせに、「移動時に暇だからCDプレーヤーかMP3プレーヤーが欲しい」と言い出した。見るだけならタダだからと、仕方なく近くにあったデパートに入る。一階玄関近くにあったSONYブースをのぞくと、MP3プレーヤーが3,900,000ドン(約28,800円)もした。明らかに予算オーバーだ。
「ボロくても使用できれば問題ないから、中古とかないかなぁ」とリーが言うので、一緒にデパート内を探す。3階にきた時、ショーケースに本体むき出しで羅列されているCDやMP3プレーヤーがあった。見るからに怪しい雰囲気。世界規模の家電メーカー製品が置いてあるが、パッと見からしてオカシイというか、オモチャみたいな質感だ。さらによくよく見るとプリントされてるPanasonicやSONYのロゴフォントが明らかにオカシイ・・・。これはパチ物だ!
値段聞いてみると、128MBのMP3プレーヤーで365,000ドン(約2700円)安っ!試しに視聴させてもらうと、持った感じは本当にプラッチックで出来たオモチャみたい。でも液晶も付いてちゃんと音もなってる。冗談半分でリーに「機能するんやったら、パチもんでもかまわんのちゃう?(笑)」と言うと、「そうやなー」と真剣に吟味し始めた。さらに暴走をはじめ、「どうせやったら、メモリー容量の大きいのが欲しいなぁ」とまで言い出した。あれやこれやと悩むうちに、とうとう細くスマートなフォントでプリントされている"SONY"ロゴに似た怪しげな512MBのMP3プレーヤーを買ってしまった。なんと7,000,000ドン(約5200円)。頭大丈夫か?リー。
さっそく部屋に戻って、僕の持ってきてるノートPCに入っているMP3を転送してみるが...。「あれ?文字化けしてる...。でも一応音はなるからいっか」と、色んな曲を転送して遊んでいると、その中にMP3でも違うコーデック圧縮方式で作った物が混じっていて、それを再生しようとするとプレーヤーがエラーを起こして強制終了してしまった。スイッチをONにしてもまったく反応しない。ヤバッと思い、PC上からフォーマットしてみる。しかし、おかしなことにフォーマットするとメモリーの使用領域が逆にドンドン増えていく。
「明らかにコレ壊れてるよ!リー。」なんだこりゃと、何度か転送を再挑戦してみると、今度はプレーヤーが起動途中で「starting...」の表記を出したまま全く動かなくなってしまった。フリーズした(笑)
これはあまりに酷いだろうと、買った店に文句を言いに行くことに。でも当然ながら保証書が付いてるはずもなく、買った時にレシートすらもらって無い。とりあえず店に行き、「これ壊れてるよ!」(厳密に言うと壊した)と言うと、こういう事に慣れてるのだろうか、レシートも無いのに買ったMP3プレーヤーのセカンドバージョンみたいなのとあっさり交換してくれた。今度は店頭でしっかりと動作確認。パチ物でもバージョンアップしてるみたいで、FM放送が聴けるようになってたりと機能が増えてる(笑)それに加えSONYロゴもほぼ本物とそっくりになっていた。リーは満足したようだ。