インドのムンバイ(Mumbai)やプネー(Pune)にいるなら、ちょっと足をのばしてローガード砦(Lohgad fort)まで行ってみよう

インドのムンバイ(Mumbai)やプネー(Pune)にいるなら、ちょっと足をのばしてローガード砦(Lohgad fort)まで行ってみようの画像

このローガード砦は、英語で Lohgad fort もしくは Lohagad fort と表記され、標高1033メートルにあり、インドのマハーラーシュトラ州であるムンバイとプネーのちょうど中間駅となるロナバラ(Lonavala)がローガード砦へ訪れる際の最寄り駅となります。

なぜ、このガイドブックにも載っていないほぼ無名の砦に訪れようと思ったのかですが。
たまたまアウランガーバードで滞在していたホテルの壁に掛けられていた写真をみてすごく興味が惹かれましたというのが切っ掛けです。
さっそくインターネットで Lohgad という単語を調べてみると、非常に情報がすくない。日本語ページは一切なく、この砦の歴史的な背景はよくわかりません。英語のWikipediaがあるのと、トレッキングで行ったとかいう英語圏の人のブログがある程度でした。

本当にマイナーです。マイナーですが、行って良かったと思いました。いい加減ガイドブックをなぞるだけの旅にも飽き飽きしてきていたので。
この記事を読んだみなさんも、写真に惹かれたなら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

ただ、モンスーンの時期(6月~9月)には、砦の頂上付近は、霧や雲に覆われ、成長した苔に覆われて、道はぬかるんでいます。
風景的には、苔むした遺跡となり空気もかすんでいなくて抜群と良いと思いますが、ただ丘に通じる道は非常に滑りやすくなっており、かなり注意が必要だと思います。

僕はプネーから日帰りで行ったので、プネーからの行き方を説明します。
まず、プネーの鉄道駅 Pune Junctionもしくは Shivajinagar Railway からロナバラまでは、約1時間前後かかります。
料金は2等車で15ルピーです。およそ30分~1時間に1本ほどで直通電車が走っているので、困ることはないでしょう。

Lonavala station実際僕も行った当日は、起きるのが遅くなりShivajinagar Railwayから11時20分発の電車で行きましたが、陽が沈むまでにはプネーに戻ってこれました。
ロナバラについたら、オートリキシャーがたむろっているので捕まえて交渉します。
Lohgadまでの道のりはかなり急こう配の上、道もガタガタでリキシャ―のおっちゃんは、行きたがりません。何人かに断られましたが、若い兄ちゃんのリキシャ―と交渉していくことができました。
交渉内容は、Lohgad fort まで往復、砦に上っている間は二時間待機してもらう。金額は600ルピーです。
その時は結構高いなと思いましたが、実際行ってみると600ルピーでも申し訳ないというレベルで道が悪かった。何度もリキシャ―が止まりそうになる急こう配です。行ってくれるだけありがたいと思った方がいいかもしれません。
ロナバラからローガード砦までは距離にして10km程度なんですが、道が悪いのでおよそ1時間ほどかかります。
オートリキシャ―でLohgadまでついたら、リキシャ―の人に待機してもらって、山を登ります。
山と言っても砦の階段があるので、普段着で問題ありません。

Lohgad Fortこの砦は観光地化されていないので入場料などもありません。2016年10月時点では完全無料です。

頂上まで登ると素晴らしい景色がまっています。
砦のとなりにある三日月形の湖であるボーナ湖がいい感じに目を楽しませてくれ、高原に咲く花々が気持ちのいい風を運んできてくれます。
Lohgad fort 頂上頂上には階段井戸などもあったりします。

ローガード砦の階段井戸

さらに、奥の方にいくと細長くなった山で僕が最も興味をひかれた写真の風景である Vinchu Kata が見えてきます。
Lohgadから Vinchu Kataへ

頂上まで登ってからここまでは、およそ15分ほど歩くと見ることができるので必ず行きましょう。行かないと後悔します。
Vinchu Kata山を登ってから降りるまでの観光の所要時間は、だいたい1時間半~3時間程度は見ておきましょう。
僕は、ほとんどゆっくりとしない感じでしたが、一時間半かかりました。
頂上でお弁当広げてボーっとしたい人は、3、4時間は考えてもいいかもしれません。
ただ、この山はたちの悪いサルがたくさんおり、食料品を強奪しようとするので注意してください。