シェムリアップ発の「プレアヴィヒア遺跡」までのツアー料金は150ドル~250ドルと高額であるのに、日帰りなので滞在一時間程度しかないらしい。
旅の時間に余裕があるのなら、近郊のスラエム村(英語表記:Sra Em もしくは Sro Em または Sra'aem)で泊まってゆっくりと見て回るのもおすすめ。ツアーでいくよりもずいぶんと割安になります。
個人で行くプレアヴィヒア遺跡の予算の目安
- シェムリアップ ⇒ スラエム (乗り合いバン:$8~$10)
- スラエムのゲストハウス宿泊代($8 ~ $10程度)
- スラエム ⇒ プレアヴィヒア遺跡入場ゲート(バイクタクシー往復:$10程度 要交渉)
- プレアヴィヒア遺跡入場料($10)
- プレアヴィヒア遺跡の入場ゲートから山頂まで(認可のバイタク往復:$5)
- スラエム ⇒ シェムリアップ(乗り合いバン:$8~$10)
合計:49~56ドル程度
シェムリアップからスラエム(Sra Em)行きの乗り合いバンの発着場所
乗り合いバンの発着場所は、観光客向けではないローカル色100%の市場プサー・ルー(Phsa Leu)
この市場から東へ100mほどのところにある。
目印はこの青十字の病院になる。
このすぐ横にバンがとまっていたらそれ。
バス停のような看板などは何もないので、近くにいる人もしくは、バンが止まっていれば運転手に、スラエム(Sra Em) スラエム(Sra Em) と言えばたぶん理解してくれる。
グーグルマップではココ。
僕は不安だったので一日前にこの場所に行き、たまたまここに来ていた車の運転手に明日にスラエム(Sra Em)まで行きたいと伝えると、午前8時か午前10時に出発するとのこと。
ちなみに、ほとんど英語を理解してくれない人が多いので、翻訳アプリが大活躍した。
8時だとSUVのような普通の車、10時だと上記写真のバンで行くという。朝に弱い僕はあまり考えずに10時出発にしてもらった。ホテルからのピックアップもしてくれるという。料金は1人10ドルだった。
朝ホテルをチェックアウトすると、迎えのトゥクトゥクが来ていた。
乗り合いバンは時間通り10時に出発。プレアヴィヒア方面へ行く先々で乗りたい人がいたら載せて、おりたいところで降りるシステムのようだ。
基本的に、トイレ休憩などなく普通の道路を時速100キロほどで巡行していくので、乗車前にトイレはすませておくこと。
10時にシェムリアップを出発してから約3時間程度、13時前にスラエム(Sra Em)に到着した。
同じ距離を乗っていた地元の人が20000リエル(およそ$5)を支払っていたので、外国人料金は2倍というところだろうか。
スラエム村の宿泊所
一か所一泊100ドル以上するツアー観光客向けの高級なホテルがあるが、ゲストハウスはだいたいが一泊$8から。ドミトリーのような安宿はないようだ。
基本的に観光客がほとんどいなくて閑散としているので、予約する必要もない。飛び込みでOK。
僕が泊まった宿 SokSan66 Guest House(ソクサン66 ゲストハウス)は、スラエムのロータリーから西に800mほどの場所。エアコンなしTV付きのツインで1泊10ドル。エアコンをつけると16ドルと言われた。
wifiは思いのほか速度が速く快適。SIMフリースマホを持ってきていたが、電波も5本立ちで早い。田舎だから通信できないんじゃないかという懸念はまったくしなくていい。
スラエムからプレアヴィヒア遺跡への行き方
スラエム村の中心部にあるロータリーあたりにバイクタクシーの人たちがたむろっている。
歩いていると向こうから誘ってくるのでそこで交渉しょう。
普通に往復$30などとふっかけてくるので、毅然とした態度で$10でと言えばすんなり下げてくる。
スラエムからプレアヴィヒア遺跡の入場ゲートまで約25km バイタクで30分程度の距離になる。
大きな池のある横にプレアヴィヒア遺跡の入場ゲートがある。
バイタクの人に、迎えの時間を伝えておく。入場ゲートからプレアヴィヒア遺跡の山頂入口までおよそ20分~30分かかるので、その往復時間も考えて余裕をもって伝えておくといい。
遺跡の見学は通常は2時間もあれば十分かと。頂上で良い景色をみながらぼーっとしたいという人はもっと時間をとってもいいかも。見学と往復バイタクを考えると3時間後くらいに迎えにきてもらうのがいいかもしれない。
ここのチケットオフィスで入場料$10と登山専用のバイタク往復料金$5を支払う。バイタクでなくピックアップトラックなら$25になる。トラックは乗車人数割りらしい。
ちなみにパスポートは必須なので忘れずに持ってくること。
登山用のバイタクはチケットオフィス前にすでに待機しているので、さきほど購入したチケットを見せる。
こんな急こう配の坂道を登っていく。
歩いていくとすると至難の業だ。
遺跡の入り口のチェックポイント。
ここからは歩きになる。雨が降った後は非常に滑りやすいので、運動靴の方がいいだろう。
この斜面を歩いていく。
遺跡を見終わって、チェックポイントまで戻ると、同じバイタクの人が待ってくれているので、入場ゲートまで戻ります。
ツアーよりも当たり前ですが自由が利くので、気に入ったなら数日スラエムに滞在して天気のいい日を見計らっていくのもありかもしれません。