CPUやメモリなど現在のシステム利用状況を簡単に表示するLinuxの【top】コマンド

Linux「top」コマンドはサーバーの負荷を簡単に把握するためのコマンドです。 5秒毎にCPUの使用率、メモリ、スワップの使用量をリアルタイムで連続表示します。 また、現在実行中のリソースを最も使用しているプロセスを上から順に表示してくれるので、一目で今現在負荷がかかっているプロセスがどれであるのかがわかります。

# top

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コマンドオプションを付ければ、もっと詳細に確認できる。

# top -d 10               検査間隔を指定する。単位は秒。例では10秒
# top -n 10               繰り返し回数の指定。例では10回だけ実行
# top -b                  バッチモードで実行

ちなみに、topコマンドで起動してから、"M"(大文字) すると消費メモリの順に表示される。

項目の意味は以下から

load average 左から過去1分間、5分間、15分間それぞれの実行待ちになっているプロセス数の平均を計算して表示
PID プロセスID
USER プロセスを実行しているユーザー名
PRI 優先度
NI ナイス値
SIZE 仮想イメージの大きさ
RSS 使用中の物理メモリー量
SHARE 使用中の共有メモリー量
STAT プロセスのステータス。Rは実行可能,Sは停止,Dは割り込み不可の停止,Tは停止またはトレース中,Zはゾンビ・プロセス,Wはスワップ・アウトしたプロセス,Nはナイス値が正であることを表す
LIB ライブラリが使用するページ・サイズ
%CPU CPU占有率
%MEM メモリー占有率
TIME プロセス開始からの実行時間
COMMAND タスクのコマンド名